Sharing Kyotoが臨済宗大本山妙心寺 大雄院様の英語サイトをリニューアルしました!

株式会社Sharing Kyotoが、臨済宗大本山妙心寺 大雄院様の英語サイトをリニューアルいたしました。

今回の記事では、プロジェクトの背景と実施内容についてご紹介します!
今回のプロジェクトの背景
大雄院様は、臨済禅の中で最大宗派の妙心寺本山の中にある塔頭寺院で、1603年に創建されて以来、420年以上にわたり妙心寺の禅の教えを護り続けています。

江戸時代末から明治初期に活躍した漆工家・柴田是真の襖絵七十二面が残り、さらに是真が明治宮殿に描いた花の丸図の下絵を元に、現在日本唯一の宮絵師である安川如風が復活させた「千種の花の丸襖絵」も魅力のひとつです。
△千草の花の丸襖絵
Sharing Kyotoと大雄院様とのご縁は、Sharing Kyotoのメンバーがプライベートで訪れたことがきっかけでした。実際に仕事を依頼いただく以前から、その魅力に感動したメンバーがコーポレートサイトの記事として紹介したことが始まりです。
長い歴史と文化を誇る大雄院様は、日本人を中心に多くのファンを抱えていますが、外国人向けの情報発信は一部に限られていました。今後、大阪・関西万博の開催に伴い、京都を訪れる外国人観光客のさらなる増加が予想されています。そこで、外国人の方にも大雄院様の魅力を十分に伝え、「ぜひ訪れてみたい」と思っていただけるプラットフォームを作る必要があると考え、今回のサイトリニューアルを実施しました。
サイトリニューアルを通して目指した姿
今回の英語サイトリニューアルで目指したのは、禅・仏教や日本文化に強い関心を持つ外国人が、もっと知りたいと思い、訪問につながるようなサイトを作り上げることです。

大雄院様が対象とする訪問者層は、京都を何度も訪れている文化レベルの高い層、禅や仏教、日本文化に深い関心を抱く方々です。

大雄院様は通常非公開の寺院であり、年に2回の特別拝観と、禅体験を予約した場合のみ参拝することができます。ふらっと立ち寄れる場所ではないため、興味や関心が相当高くないと訪問に至らない可能性が高いと考えられます。そこで、サイト訪問者の知的好奇心をくすぐり、「行ってみたい」という気持ちを引き出すことが今回の企画のキーとなりました。
構成・デザインのポイント
今回の英語サイトリニューアルでは、主に以下の3つのポイントを重視しました。
1. 大雄院様の歴史や芸術、禅の考えを丁寧に説明する
大雄院様の長い歴史や文化財、そして禅に対する考え方をしっかりと伝えることを大切にしました。文化レベルは高いけれど日本や禅についてあまり詳しくない訪問者にとって、大雄院様がどのような場所であるかを理解してもらい、その魅力に惹かれるきっかけを作るため、ビジュアルを多く使用しながら丁寧に説明することを心がけました。今後は禅の法話をコンテンツとして更新し、訪問者がより深く禅の世界に触れられるようにする予定です。
2. 住職のお言葉を伝え、人が見え、近さを感じてもらえるようにする
大雄院様は通常非公開の寺院であるため、訪問者にとって敷居が高く感じられることもあります。そのため、住職様のお言葉や人を見せることを通して、訪問者が大雄院様に親しみを感じられるよう工夫しました。お寺の荘厳さを保ちながらも、人の温かさや距離の近さを伝えることで、訪問者に「行ってみたい」という気持ちを引き出すことを意識しています。
3. 体験への誘導と来院の方法を正しく伝える
大雄院様は、年に2回の特別拝観と、事前予約制の禅体験のみ参拝することができます。そのため、訪問者が来院の方法を明確に理解できるよう、「来院の方法」と「アクセス」の情報を分けて掲載しました。特別拝観や禅体験の予約方法を1ページで分かりやすく説明し、正確な情報を提供することで、訪問者の行動を後押しすることを目指しました。
また、一般的な寺院のイメージとは異なり、知る人ぞ知る特別な場所としての雰囲気を大切にし、普段は公開されていない神秘的な魅力や荘厳さを感じられるデザイン設計を行っています。


いかがでしたか?

今回のサイトリニューアルに携わったSharing Kyotoのメンバーも、何度か訪れるうちにすっかり大雄院様のファンになったそうです!
この記事を読んでくださった皆さまも、ぜひ一度訪れてみてください。
(特別拝観は、2025年5月30日(金)〜6月15日(日)で実施予定です。)

株式会社Sharing Kyotoでは、これからも大雄院さまのような京都の寺社仏閣の集客対応やサポートを提供していく予定です。
サイト制作やリニューアル、インバウンド施策でお困りのことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。