2021年3月にエイジェックスカンパニーズの人事部門に加わり、採用・能力開発の分野で活躍している諏訪楓子さん。エイジェックスカンパニーズとグループ会社であるSharing Kyotoの人事としてagexグループを支え、前例のない価値を創り出しています。今回の記事では、仕事のやりがいや難しさ、描いている未来像について伺いました。
さまざまな業界の経営者層と目線を合わせて仕事を行う
agexグループでは、「世の中に新しい価値を提供する」をキーワードに、ITコンサルティング事業、クリエイティブ事業、観光事業、カフェプロデュース事業という、4つの事業を展開しています。
エイジェックスカンパニーズは、グループ内で、各カンパニーの経営者層を支え、事業の成長を共に導ける存在となることが必要です。人事として活躍中の諏訪さんは、経営者層がまだ見ぬ未来に向けたビジョンや組織づくりを、「採用」「能力開発」という観点から導いています。経営者層の一歩先に行って成長へ導ける存在となるにはまだ道のりが長いと語る諏訪さんですが、日々の活動や、大切にしている価値観について尋ねてみました。
「さまざまな業界で採用を成功させる際には、奇抜なアプローチよりも幅広い情報にアンテナを張っておくことが重要です。業務に直結しないような情報でも、それを仕事にどう活かせるかを考えながら、新しい視点から物事を見つめる。経営者層と同じ視点で議論できるようになるために、日々インプットが不可欠です。」
さらに、彼女はカンパニーの未来について妄想し、経営者層以上に熱心に企業に向き合うことの重要性にも触れました。日々カンパニーの経営者層との交流を通じて、些細な変化から各カンパニーの将来を予測し、事実だけでなく、自身のアイデアも融合させて未来を描くようにしているそうです。
経営者たちと同じ視点で未来を思い描き提示する、各カンパニーのビジネスパートナーとして、日々奮闘しています。
エイジェックスカンパニーズは、グループ内で、各カンパニーの経営者層を支え、事業の成長を共に導ける存在となることが必要です。人事として活躍中の諏訪さんは、経営者層がまだ見ぬ未来に向けたビジョンや組織づくりを、「採用」「能力開発」という観点から導いています。経営者層の一歩先に行って成長へ導ける存在となるにはまだ道のりが長いと語る諏訪さんですが、日々の活動や、大切にしている価値観について尋ねてみました。
「さまざまな業界で採用を成功させる際には、奇抜なアプローチよりも幅広い情報にアンテナを張っておくことが重要です。業務に直結しないような情報でも、それを仕事にどう活かせるかを考えながら、新しい視点から物事を見つめる。経営者層と同じ視点で議論できるようになるために、日々インプットが不可欠です。」
さらに、彼女はカンパニーの未来について妄想し、経営者層以上に熱心に企業に向き合うことの重要性にも触れました。日々カンパニーの経営者層との交流を通じて、些細な変化から各カンパニーの将来を予測し、事実だけでなく、自身のアイデアも融合させて未来を描くようにしているそうです。
経営者たちと同じ視点で未来を思い描き提示する、各カンパニーのビジネスパートナーとして、日々奮闘しています。
常に高いハードルにぶち当たる仕事
「高いハードルを越えたときの達成感が、たまらなく好きなんです。」
業務のなかで越えられないと感じた壁について尋ねると、弊社が展開するカフェプロデュース事業の採用プロジェクトを事例として挙げてくれました。
「弊社が運営している『THE THREE BEARS』というカフェで、中心であったメンバーの退職とコロナ禍が重なり、積極的な採用を行えず組織体制が崩れてしまったことがありました。コロナ禍での休業後、カフェの運営体制を立て直すことが、このプロジェクトのゴールでした。
多くの人を採用する必要がありながら、カフェのコンセプトである『いいものをとことん追求する価値観』に共感してくれる視座の高い人を引き寄せることが難しく、非常に採用難易度が高い募集でした。
採用活動当初は、多くの応募が合ったものの、なかなかカフェの世界観に合った人材が見つからず、採用してもすぐに離職するという状態が続きました。そのため、仕事の難しさや厳しさを率直に伝え、カフェに合う人材だけに訴えるような採用活動を積極的に行いました。
その結果、採用したメンバーの離職率が低下し、カフェの運営体制を安定させることができました。」
また、新卒採用のプロジェクトも事例として紹介してくれました。
「2022年の新卒採用では内定辞退を多くされるなど望む結果が得られず、その原因を徹底的に分析して2023年の新卒採用プロジェクトが始動しました。
最初は、手法に頼った解決策を模索しましたが、成功のイメージが描けないことから合意形成が難航しました。
そこで、『そもそも検討の土台が整っていないのではないか?』という議論が生まれ、土台の検討に立ち戻ることとなりました。
業務のなかで越えられないと感じた壁について尋ねると、弊社が展開するカフェプロデュース事業の採用プロジェクトを事例として挙げてくれました。
「弊社が運営している『THE THREE BEARS』というカフェで、中心であったメンバーの退職とコロナ禍が重なり、積極的な採用を行えず組織体制が崩れてしまったことがありました。コロナ禍での休業後、カフェの運営体制を立て直すことが、このプロジェクトのゴールでした。
多くの人を採用する必要がありながら、カフェのコンセプトである『いいものをとことん追求する価値観』に共感してくれる視座の高い人を引き寄せることが難しく、非常に採用難易度が高い募集でした。
採用活動当初は、多くの応募が合ったものの、なかなかカフェの世界観に合った人材が見つからず、採用してもすぐに離職するという状態が続きました。そのため、仕事の難しさや厳しさを率直に伝え、カフェに合う人材だけに訴えるような採用活動を積極的に行いました。
その結果、採用したメンバーの離職率が低下し、カフェの運営体制を安定させることができました。」
また、新卒採用のプロジェクトも事例として紹介してくれました。
「2022年の新卒採用では内定辞退を多くされるなど望む結果が得られず、その原因を徹底的に分析して2023年の新卒採用プロジェクトが始動しました。
最初は、手法に頼った解決策を模索しましたが、成功のイメージが描けないことから合意形成が難航しました。
そこで、『そもそも検討の土台が整っていないのではないか?』という議論が生まれ、土台の検討に立ち戻ることとなりました。
具体的な検討ポイントとしては、
1.現在の学生が就活をどのような気分感で行っているか。
2.学生が社会人になる頃には、世の中がどのように変わっているか。その変化する時代において、学生たちにとって人生のプラスになるキャリアの第一歩は何か。
3.agexグループには、現在の学生たちの人生のプラスをもたらす特徴があるのか。あるならばどのような特徴なのか。
4.どんな価値観を持つ人が、agexグループの特徴を魅力的に感じるのか。
などがありました。これらの検討に向けて、社会の変化に関する本や漫画、映画などからヒントを得たり、プロジェクトメンバーとの熱心な議論を通じてアイデアを生み出しました。
抽象的なアイデアを具体化し、資料に整理し、その内容にまた意見をもらって意見を取り入れ、というサイクルを繰り返し、新卒採用の土台を再整備しました。
このプロセスは、答えのない問題に対して主体的に解決策を見出していく行為で、大きな難しさに直面しました。」
結果的に、土台の再整備によって、2023年の新卒採用は成功を収めました。このプロジェクトを通じて、壁を越える喜びや他者を助けることへの達成感を感じることができ、諏訪さんはこのプロジェクトを完遂することができて良かった、と振り返っています。
このように、諏訪さんが行う仕事は組織全体を俯瞰し、時には経営者層と同じ視点で高度な専門知識が求められるものです。そのため、日々の業務のなかで、越えられないと感じる壁が多く存在します。
「越えられずもがく苦しさよりも、徹底的に考え抜き模索することで、その壁を越えたときに誰かの助けとなることや、見たことのない景色を見る喜びが勝ります。」
越えがたい壁に挑戦する中で得られる達成感や喜びを大切にし、常に考え抜く姿勢は、彼女の成功の秘訣となっています。
1.現在の学生が就活をどのような気分感で行っているか。
2.学生が社会人になる頃には、世の中がどのように変わっているか。その変化する時代において、学生たちにとって人生のプラスになるキャリアの第一歩は何か。
3.agexグループには、現在の学生たちの人生のプラスをもたらす特徴があるのか。あるならばどのような特徴なのか。
4.どんな価値観を持つ人が、agexグループの特徴を魅力的に感じるのか。
などがありました。これらの検討に向けて、社会の変化に関する本や漫画、映画などからヒントを得たり、プロジェクトメンバーとの熱心な議論を通じてアイデアを生み出しました。
抽象的なアイデアを具体化し、資料に整理し、その内容にまた意見をもらって意見を取り入れ、というサイクルを繰り返し、新卒採用の土台を再整備しました。
このプロセスは、答えのない問題に対して主体的に解決策を見出していく行為で、大きな難しさに直面しました。」
結果的に、土台の再整備によって、2023年の新卒採用は成功を収めました。このプロジェクトを通じて、壁を越える喜びや他者を助けることへの達成感を感じることができ、諏訪さんはこのプロジェクトを完遂することができて良かった、と振り返っています。
このように、諏訪さんが行う仕事は組織全体を俯瞰し、時には経営者層と同じ視点で高度な専門知識が求められるものです。そのため、日々の業務のなかで、越えられないと感じる壁が多く存在します。
「越えられずもがく苦しさよりも、徹底的に考え抜き模索することで、その壁を越えたときに誰かの助けとなることや、見たことのない景色を見る喜びが勝ります。」
越えがたい壁に挑戦する中で得られる達成感や喜びを大切にし、常に考え抜く姿勢は、彼女の成功の秘訣となっています。
考え抜き本質的な問題に向き合うことは苦しいけど楽しい
諏訪さんの情報収集へのモチベーションや、越えられない壁を越えたいという想いの根底には、幼少期からの尽きない知的探求心があるようです。
「本質的な課題に対処するために、幅広く深く検討し、ロジックを積み上げて考え抜くというagexグループの文化は、私の性格と非常にマッチしていると感じます。
検討が進んでいる最中であっても、全てを根本から見直して最初からやり直すことがありますが、その過程を通じて、本質的な課題に取り組み、素晴らしいものを創り上げるメンバーが揃うagexグループは、私にとって非常に魅力的です。」
「本質的な課題に対処するために、幅広く深く検討し、ロジックを積み上げて考え抜くというagexグループの文化は、私の性格と非常にマッチしていると感じます。
検討が進んでいる最中であっても、全てを根本から見直して最初からやり直すことがありますが、その過程を通じて、本質的な課題に取り組み、素晴らしいものを創り上げるメンバーが揃うagexグループは、私にとって非常に魅力的です。」
agexグループの未来を創り上げる採用の役割
agexグループが目指す姿として、「仲間型組織」というスタイルが存在します。
「仲間型組織」とは、共通の目的や志を持つ人が集まり、プロジェクトが完了すると解散し、新たな目的に向かって進むという、新しいビジネススタイルです。
「世の中の多くの人が、『生活をしていかなければならない』という必要性を満たすことと、『やりがいや生きがいを持ちたい、自分らしくありたい』という欲求を満たすことを両立させたいと考えています。しかしこの両立を図るために、何かを諦めたり、葛藤を抱えたまま働いている人が少なくないのではないでしょうか。そして、『仲間型組織』がこの問題の解決策となり得る可能性に期待を寄せています。」
人事の重要な役割は、現在のニーズに合った人材を獲得すると同時に、将来の組織を築くために必要な人材を見極めることです。
「一緒に会社の未来を築き上げたいという志を持つ仲間を採用し、入社してもらうことが、今私が果たせる役割です。」
今回のインタビューを通じて、新たな価値を生み出す仕事の魅力や難しさについて、諏訪さんから多くの洞察を得ることができました。人事のリーダーとしてagexグループを牽引する諏訪さんの活躍に、今後も目が離せません。
「仲間型組織」とは、共通の目的や志を持つ人が集まり、プロジェクトが完了すると解散し、新たな目的に向かって進むという、新しいビジネススタイルです。
「世の中の多くの人が、『生活をしていかなければならない』という必要性を満たすことと、『やりがいや生きがいを持ちたい、自分らしくありたい』という欲求を満たすことを両立させたいと考えています。しかしこの両立を図るために、何かを諦めたり、葛藤を抱えたまま働いている人が少なくないのではないでしょうか。そして、『仲間型組織』がこの問題の解決策となり得る可能性に期待を寄せています。」
人事の重要な役割は、現在のニーズに合った人材を獲得すると同時に、将来の組織を築くために必要な人材を見極めることです。
「一緒に会社の未来を築き上げたいという志を持つ仲間を採用し、入社してもらうことが、今私が果たせる役割です。」
今回のインタビューを通じて、新たな価値を生み出す仕事の魅力や難しさについて、諏訪さんから多くの洞察を得ることができました。人事のリーダーとしてagexグループを牽引する諏訪さんの活躍に、今後も目が離せません。