「なぜ今、ブランディングなのか?」新設されたブランド企画グループのGMが語る、ACの未来と戦略
エイジェックスカンパニーズ(AC)に新設された「ブランド企画グループ」のGM(グループマネージャー)に就任した山﨑さん。
2009年に新卒で入社。Webデザイナー、クリエイティブディレクターとして15年以上のキャリアがあり、Sharing Kyotoでは新規事業の立ち上げも経験した山﨑さんが、なぜ今、グループ全体のブランディングを任されることになったのか。新設の背景やミッション、agexグループが描く未来について語ってもらいました。
デザイナーからブランド企画グループの責任者へ
– なぜ今、agexグループでブランディングが重要視されているのでしょうか。
私たちは決して規模が大きな会社ではないので、大手のような資本力や物量で勝負しても勝てません。だからこそ、自分たちが「本当に好き」「応援したい」と心から思える事業にしていかないと、存続しないと考えています。

新しくつくった事業を「顧客」から長く愛され、選ばれ続ける事業に育てていく。そのためには、ただ良いものを作るだけでなく、それがどんな価値を持つかをちゃんと伝え、育てていく「ブランディング」が私たちには絶対に必要だと思っています。
「ブランド=お客様との約束」。現場を知る強み
– デザイナーとしての経験は、ブランディングにどう活きると考えていますか?
ブランディングと聞くと、どうしても「おしゃれなロゴを作ること」や「かっこいい言葉で飾ること」をイメージされることが多いかもしれません。でも、そんな上辺だけのブランディングに意味はないと思っています。
私がデザイナーとして長くやってきて一番大切だと感じているのはシンプルで、「お客様との約束を守ること」。これに尽きると考えています。

よく「クリエイティブな仕事」は華やかそうに見えますが、その実情は泥臭いものなんです。たくさんの情報を調べ、仮説を立てては壊し、何度も何度も叩き直してひとつの正解を導き出します。

デザイナーの仕事も同じで、単にきれいな絵を描くことではなく、そうやってユーザーが求めていることと、企業が伝えたいことの間にある「ズレ」を埋めて、橋渡しをしてあげることだと思っています。

現場の最前線で、「どうすればユーザーに喜んでもらえるか」「どうすれば約束を果たせるか」を、それこそ泥くさく、粘り強く考え抜いてきた経験や視点こそが、今のagexグループのブランディングには必要なんじゃないかと思っています。
忙しい時こそ、「自分たちの軸」を見失わないように
— 新設されたグループは、具体的に何を目指しているのでしょうか。
今期のミッションとして、
「ブランドの力で、agexグループの未来への期待感を醸成し、事業成長を力強く牽引する」
を掲げました。

ただ、いきなり対外的なアピールをするというよりは、まずは社内のインナーブランディングから取り組んでいきたいと考えています。

各カンパニーのみなさんは、日々目の前の業務に全力です。でも、忙しくて余裕がなくなると、どうしても目先の業務や対応を優先せざるを得なくなったり、本来の「自分たちらしさ」を見失いそうになる瞬間があると思うんです。
そんな時に、「私たちはどこを目指しているのか」「何を大切にしているのか」という「軸」があれば、迷わずに進めるはずです。

みんなが迷った時に立ち返れる「羅針盤」のようなものを、一緒に作っていきたいと考えています。
「広く浅く」ではなく「深く愛される」存在へ
— 最後に、山﨑さんが描くACの未来像を教えてください
私たちagexグループは、単なる規模の拡大(スケール)や売上向上だけを目指しているわけではありません。
どこにでもある、万人受けするサービスよりは、特定の領域やユーザーに対して、熱狂的と言えるほど「深く愛される」存在でありたい。そんな熱狂的なファンを持つ事業が、グループ内にいくつもある状態を作りたいんです。

その世界観に共感した人が、自然と集まってくる。社員も顧客も、ファンになってくれる。
そんなビジネスが生まれる土壌を、ブランディングという側面からサポートしていきたいですね。



「クリエイティブな仕事」と聞くと、スマートで華やかな世界を想像しがちですが、山崎さんの口から出てくるのは「泥臭い」「しつこく考える」「約束を守る」といった、驚くほどアツい言葉ばかりでした。

見栄えの良いアウトプットは、あくまで結果であって目的ではない。agexグループが目指しているのは、ユーザーと真摯に向き合い、しつこく考え抜いた先にある「本質的な価値」なのだと感じさせられました。

決して華やかな仕事ばかりではありません。むしろ、地道な作業の連続かもしれません。しかし、そうして積み上げられた「手触り感のある価値」こそが、agexグループの未来を創っていくのだと思います。
山崎さん率いるブランド企画グループが、これからどのような「軸」を作り、私たちの未来を描いていくのか。今後の展開に期待が高まりました。