らしさを届け、agexグループの未来を築く。広報グループGM岡村和哉が語る広報・ブランディング戦略と挑戦
エイジェックスカンパニーズでは、2024年度(26期)より4か年計画をスタートさせ、今期がその2年目となります。その計画の中でも重要なテーマの1つが、agexグループのブランディング。その役割を担うのが、広報グループです。

今回のインタビューでは、広報グループのGMである岡村さんに、これまでのキャリア、グループの役割、そして今後の戦略について詳しく伺いました。
これまでのキャリアとエイジェックスカンパニーズへの入社経緯を教えてください。
前職は公務員で、組織運営や情報発信に関わる業務を幅広く経験してきました。広報業務も担当し、報道対応や行政の取り組みを伝える仕事にも携わっていましたが、「もっと主体的に、企画から関われる広報に挑戦したい」という想いが強くなり、転職を決意しました。

エイジェックスカンパニーズでは、自分の強みや興味を活かして新たな挑戦ができる環境だと感じて、入社を決めました。
広報グループの役割について教えてください。
広報グループの役割は、大きく分けて二つあり、一つは、agexグループ全体の広報・ブランディング活動。もう一つは、グループ会社である各カンパニーへのブランディング支援です。

私たちのミッションは、agexグループ全体の価値向上を図ること。単に知名度を上げることではなく、グループや各カンパニーの「らしさ」をきちんと伝え、共感を生み出し熱狂的なファンを生み出していくことを大切にしています。
なぜこのタイミングでブランディングに注力しているのでしょうか?
agexグループ全体が新たなフェーズに入り、各カンパニーでも新規事業への挑戦が進むなかで、外部への働きかけを強化する動きが加速しています。それに伴い、対外的な認知や共感の獲得がこれまで以上に重要になってきました。

だからこそ、グループとしての「らしさ」を丁寧に掘り下げ、自分たちらしいやり方でファンを増やしていく必要があります。派手に広告を打ったりするのではなく、等身大の言葉と行動を通じて共感の輪を広げていく。どのような価値観や姿勢を伝えていくかが、これからの広報において重要だと感じています。
現在抱えている課題や難しさについて教えてください。
最大の難しさは、事業内容や企業フェーズが異なる各カンパニーそれぞれに最適なブランディング支援を実施しつつ、それらを統合してagexグループ全体のブランディングを完成させることです 。新しい価値を生み出していくことをテーマに活動しているagexグループですが、それぞれのカンパニーの特色はさまざまです。そんな多様な個性が集まったagexグループを象徴するものとは何なのか。そこに答えを見出すのが、私たちの挑戦でもあります。

さらに、ブランディングの「必要性」そのものを各カンパニーに対してどう伝えるかも、大きな課題のひとつです。ブランディングは数値で効果が見えづらく、日々の業務があるなかでどうしても優先順位が下がりがちです。

だからこそ、各カンパニーが「これは必要だ」と自然に感じられるような支援や提案ができているかを、常に自問しながら進めています。カンパニーごとの課題や要望を丁寧にすくい上げ、ブランディングがどう貢献できるかを一緒に考えていく。そんな姿勢を、これからも大切にしていきたいと思います。
agexグループ全体の成長に向けて、どのようなブランディング戦略を描かれていますか?
まずは、各カンパニーごとの「らしさ」を明確に言語化し、それぞれの文脈に沿って伝えていくことが出発点です。そのうえで、それらが自然につながり、グループ全体としての一貫した世界観が生まれてくる状態を目指しています。

今後は独自のフレームワークなどを活用しながら、各カンパニーへのブランディング支援を展開していく予定です。私たちが目指しているのは、広く知られるマス向けのブランドではなく、特定のターゲットに深く届き、共感を軸に熱狂的なファンを生み出していくブランドです。

そうしたファンが自発的に集まり、結果としてグループ全体の価値が高まっていく。そんなブランディングを実現していきたいと考えています。

各カンパニーの「らしさ」に丁寧に向き合いながら、グループ全体のブランドを育てていく。広報という立場から、グループの土台をつくる岡村さんの挑戦に、これからも注目していきたいと思います。