MOK4、本格導入へ!「好き」と「得意」で組織を変えるエイジェックスカンパニーズの挑戦
エイジェックスカンパニーズでは、未来を見据えた組織づくりの一環として、「MOK4」の導入を進めています。

これは、OKR(Objective and Key Results)の考え方をベースにした、パフォーマンスマネジメントフレームワークであり、メンバー一人ひとりが「好き」や「得意」を活かして働くことを大切にしているagexグループの価値観と非常に親和性の高い仕組みです。

前回の記事では、「MOK4」導入の背景や実現したいことについてご紹介しました。
今回はその続編として、本格運用に向けた現在の取り組み状況、そして「MOK4」がエイジェックスカンパニーズにもたらす変化への期待についてレポートします。
「好き」や「得意」と組織をつなぐ「MOK4」とは?
「MOK4」は、個人の夢や強み・役割と、組織の成果をつなげるための仕組みです。個人の人生やキャリアの目標を土台にしながら、組織の目標や方向性に合わせて自分がどのように貢献できるのかを設定します。

エイジェックスカンパニーズでは、「MOK4」を評価と切り離したパフォーマンスマネジメントの仕組みとしています。これは、目標達成度合いを直接評価に結びつけないことで、少し背伸びをするような高い目標、いわゆる「ムーンショット目標」に挑戦しやすくなるためです。また、変化の激しいビジネス環境においても、状況に応じて柔軟に目標を見直すことが可能となり、本質的な組織の成果に集中して取り組むことができます。

このように「MOK4」を通じて、メンバー一人ひとりの持つ創造性やポテンシャルを最大限に引き出すことを目指しています。
パフォーマンスをどのように最大化するのか?
エイジェックスカンパニーズでは、「個人のパフォーマンスを最大限に引き出し、組織全体の成果につなげるために、以下の3つのポイントを工夫して「MOK4」を運用していきます。
1.目標設定
~「何を目指すのか?」を明確にし、進む方向をはっきりさせる ~

2.チームと心理的安全性
~ 個人ではなく、チーム全体で成果を出すための工夫をする ~

3.フィードバックや改善
~ 試行錯誤しながら、より良くしていく ~

まず一つ目は「目標設定」です。個人の「好き」や「得意」、そして将来の夢といった内なる想いを起点に、組織目標と連動した自分ならではの目標を設定します。評価と切り離された環境だからこそ、わくわくするような「ムーンショット目標」にも挑戦可能です。 自分が納得し、心からやりたいと思える目標だからこそ、高いモチベーションを持って業務に取り組むことができ、パフォーマンス向上につながります。

二つ目は「チームと心理的安全性」です。設定した目標をチームで共有し、お互いの強みや得意なことを理解することで、より効果的な役割分担や連携が可能になります。また、「MOK4」を通じて気軽に意見交換できる心理的に安全な環境を育むことで、チーム全体の力を高めることにもつながります。困った時に助け合える信頼関係が、個人とチームのパフォーマンスを大きく向上させます。

そして三つ目は「フィードバックや改善」です。「MOK4」の運用の中で、週次や月次での1on1といった定期的な対話の機会を設けます。そこで得られる上司からのフィードバックを成長の糧とし、自身のやり方やアプローチを継続的に見直していく。この試行錯誤を短いサイクルで回すことで、より高いパフォーマンスにつながります。
「MOK4」に期待する組織の変化
「MOK4」導入プロジェクトを推進する中央人事チームは、この取り組みを通じて、組織全体に大きな変化が生まれることを期待しています。

「MOK4」を通じて最も期待しているのは、メンバー一人ひとりのマインドが醸成され、モチベーションが向上することです。個々のモチベーションの向上こそが、組織全体のパフォーマンスを高める上で最も重要な基盤となると捉えています。たとえ現時点で知識やスキルが不足していたとしても、良いマインド・高いモチベーションがあれば後からいくらでもキャッチアップできると考えています。「MOK4」が、情熱を持った、勢いのあるメンバーを増やし、組織全体の空気感をより活性化させるツールとなることを目指しています。

もちろん、「MOK4」の運用・浸透には、乗り越えるべきステップもあります。例えば、「MOK4」推進の鍵となるマネージャー・リーダー陣が、「MOK4」の可能性を深く理解し、メンバーとの対話や目標設定のサポートといった実践を継続的に行っていくこと、そしてメンバー自身が自らの内面と向き合い、ワクワクするような目標を設定していくことです。
「MOK4」を浸透させていくために
本格運用をスムーズに進めるため、その第一歩として、マネージャー・リーダー陣を対象とした説明会を実施しました。説明会では、「MOK4」に取り組む意義や具体的な運用方法、そしてメンバーとの対話の重要性について共有しました。

agexグループにとって、「MOK4」を通じたパフォーマンスマネジメントは今回が初めての本格的な挑戦となります。そこで、まずはエイジェックスカンパニーズで先行的に運用を開始し、ノウハウや成功事例、そして課題を蓄積していきます。来期以降には、他のカンパニーへの導入も視野に入れているため、この半期で「MOK4」の運用に全力で取り組むことが非常に重要です。この半期で洗い出された課題は、下期に改善策を織り込みながら実践し、その成果をもって来期からのカンパニーへの展開を具体的にイメージしていきたいと考えています。

今後は、各チームでの「MOK4」の実践をサポートし、月次での1on1を通じた進捗確認の定着、チーム内での活用の事例の共有などを通じて、「MOK4」が単なるパフォーマンスマネジメントのツールとしてだけでなく、組織文化として深く根付いていくように、粘り強く支援を続けていく予定です。



次回の記事では、実際に「MOK4」を導入した現場のリアルに迫ります!

「MOK4」がどのように現場に根づき、組織をどう変えていくのか。
今後の展開にも、ぜひご注目ください!